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研究内容Research

研究室の方針

学生に望むこと

自主性:規制は少なく自由である.やりたいことができる.受け身の姿勢から自ら行う姿勢に変わる時.

協調性:研究室は1つの社会,家族のようなもの.そこから学ぶこと,生まれることが多い.


研究内容

  • 1.先進セラミックス基複合材料に関する研究
    セラミックスを部材としての適用を考えた場合,脆性という材料としての信頼性の低さに問題がある.そのため,セラミック繊維を複合化し,信頼性の向上を目指した繊維強化セラミックス基複合材料が注目されている.例えばセラミックス繊維を強化材とした先進セラミックス基複合材料は,原子力・核融合炉,高温ガスタービンや宇宙航空産業等の苛酷環境下での適用が期待されている.本研究では,界面・微構造制御に基づいた繊維強化セラミックス基複合材料の創製とその特性評価や様々な機能・特性の付与を目指した特異な構造を有する先進セラミックス基複合材料の研究を行っている.

    セラミックス基繊維強化複合材料
  • 2.高機能セラミック多孔材に関する研究
    環境負荷低減や省資源・エネルギー化を図る上で,セラミック多孔材の活用が有効であると考えられる.本研究では,高機能セラミック多孔材の創製に関する研究を行っている.現在,独自に提案した「その場結晶成長・粒子配向」等を利用した機能付与や,用途に応じたナノ〜マクロレベルでの気孔径制御を軸とした基礎研究を行っている.また,放射能汚染水の浄化及び固定化が可能な多孔質セラミック材料の開発も行っている.

    その場粒成長炭化ケイ素多孔体
  • 3.耐苛酷環境性セラミックスに関する研究
    セラミックスは高温,高熱勾配,腐食性雰囲気,放射線・粒子線照射等の苛酷環境下での使用が期待されている.本研究では,苛酷環境下に曝された材料の特性・微構造変化を明らかにし,得られた結果をもとに,苛酷環境に耐えるセラミック材料の開発を目指している.原子力・核融合炉分野での適用を目指した材料開発として,微構造制御及び高次構造制御による事故耐性燃料への適用を目指した新規セラミック材料の開発,高速炉用革新的セラミック制御材の開発や長寿命放射性核種核変換用セラミックマトリックスの開発を行っている.また,これらのセラミックスを実際に中性子照射して,原子配列を直接見ることのできる高分解能電子顕微鏡をはじめ,X線回折法などにより微構造の変化を明らかにし,熱伝導率,電気抵抗,機械的強度などの物性変化との関連を調べている.

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東京工業大学
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物質理工学院 材料系
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